未分類

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  2014

  商工振興事業

  千葉県八千代市

  ～商工振興事業の大半が商工会議所運営費補助とは寂し過ぎないか～

  　商工振興事業費正味21,462千円の大半、19,686千円が商工会議所運営費補助金で、商業活性化補助金は申し出が殆どなく、僅か1,090千円だという。八千代市の商店街が壊滅状態でないならば、市の補助対象等が商店街のニーズにマッチしていないことが示されている。全国で既存商店街が活性化している実例が増えているが、八千代市にもその可能性を持つ商店街はあろう。有効な支援策を立てたい。商工会議所への補助も、商店街活性化事業と関連づけ、成果重視の仕組みに変えるべきと思われる。

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  1128

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  2014

  観光推進事業

  千葉県八千代市

  ～難しい新興住宅都市の観光政策、まずは市民のふるさとづくりから～

  　高度成長期に急膨張した首都近郊住宅都市の観光づくりは難しい。行政主導で様々な「官製祭り」その他の催しを行っても、一過性のイベントになりがちである。八千代市では、ふるさと親子祭，八千代ど～んと祭，源右衛門祭などの支援を通じて、市民、特に子供たちにふるさと意識を育てることに重点を置いているようだが、その視点を大事にしたい。仕分人から「ストーリーが大事」との指摘があったが、過去と未来を結ぶまちづくりに向けて、一貫性のある取組みを進めてほしい。

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  2014

  園芸振興事業・環境保全型農業推進対策事業

  千葉県八千代市

  ～首都近郊都市農業の成長、成熟に向けた課題は何か～

  　八千代市は首都近郊住宅都市の性格を持ち、市域5,139haのうち農地面積は825ha、販売農家数は400戸程に過ぎない。市街化区域内の農地ではいまだに宅地開発が進み、農地面積、農家数とも減少している。大消費地直結のメリットはあるが、一戸当り農地面積は狭く、価格競争力で経営を維持することは容易ではない。大都市消費者の指向に合った園芸作物等の栽培など、農業経営のターゲットを絞る必要があろう。特産品の品種改良、エコ農業の普及など、先端を切り開く意欲と努力を傾けることが必要と思われる。

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  1125

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  2014

  し尿処理事業

  千葉県八千代市

  ～800世帯のし尿汲取り運搬に2千万円の市費投入の現状～

  　市街化区域内の公共下水道がほぼ100％普及した八千代市で、800戸の未接続世帯のし尿汲み取りを運搬に2千万円の市費を使っている。処理場での浄化処理費を含めれば、さらに市費投入額は膨らむ。1件当たりの手数料は2千円少々。私的な便益に市費を使うことの是非のほか、未接続者が傷みを感じない手数料の安さが、未接続の常態化を生んでいるのではないだろうか。特に、公共下水道整備済みの市街化区域では、付加手数料徴収等、接続への待ったなしの対応策が求められよう。

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  1124

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  2014

  リサイクル推進事業・不法投棄等対策事業

  千葉県

  ～市民を巻き込んだきめ細かな分別、リサイクル事業の推進～

  　資源回収、ゴミゼロ運動、フリーマーケット開催支援、リサイクルフェア開催、廃棄物減量等推進員制度、集団回収、生ごみたい肥化容器等購入補助、ペットボトル減容化施設管理、資源物持ち去り対策、廃食油の回収・燃料化等、多岐にわたる分別リサイクル事業を実施している。ゴミゼロ運動やフリーマーケット開催など、市民主体の事業展開も評価できるが、成果は、資源化率18.7％、再資源化率22.0％にとどまっている。ごみ減量化の柱は、分別回収の徹底であろう。先進的な取組事例も参考に、成果向上を目指してほしい。

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  2014

  社会福祉協議会運営補助事業

  千葉県八千代市

  ～対等な関係での役割分担と連携の推進を～

  　社会福祉協議会への補助を個別事業費補助に切り換える自治体が増えているが、八千代市では運営費（人件費）補助制度を続けている。どちらが良いかは各自治体の状況によるが、八千代市の場合は、市の社会福祉協議会に対する信任の厚さによるものと感じられる。行政と社会福祉協議会との信頼関係は必要不可欠だが、社会福祉協議会への「丸投げ」状態は避けたい。市は、社会福祉協議会の組織と事業運営全般を十分に確認しつつ、日常的な意思疎通と連携を図っていくことが必要であろう。

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  2014

  少年自然の家運営事業・青少年施設運営管理事業

  千葉県八千代市

  ～快適に利用できることが有効利用の基本条件～

  　自然に親しむ２施設の管理運営事業で、市が直営している。青少年施設（ガキ大将の森）は、職員がペンキ塗りで体裁を繕うボロボロの建屋だが無料で宿泊できる。しかし利用者は僅か年間1,400で、利用者1人当たりの管理運営費は7,000円以上に上る。一方の少年自然の家は、経費が年間6千万円で利用者は19,000人、利用料収入を差し引いた1人当りの管理運営費は約2,600円である。市民がそっぽを向く老朽施設は、単なる経費の塊である。快適に利用できる施設とし、その上で、適切な利用料を得ることを基本とすべきであろう。

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  2014

  幼稚園教育総務事業

  千葉県八千代市

  ～市の独自財源は、よりきめ細かな取組みに活用を～

  　私立幼稚園通園児の保護者に，低所得者のための国庫補助制度とは別枠で市独自に３万円を支給。市費は3億円を超える。子育て支援の一環として国が幼児教育の無償化を進めつつあるが、市の貴重な独自財源を活用すべき子育て支援策は、もっと他にあるのではないだろうか。画一的な「給付」の分野は国に任せ、現場を預かる自治体ならではの事業課題に独自財源を振り向けたい。

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  2014

  こども相談センター事業・子ども企画事業・適応支援センター運営事業

  千葉県八千代市

  ～「すみ分け」と「連携」で子供と家庭の問題に対応～

  　孤立、貧困、育児不安，子どもの疾患や発達問題，DV等、子供と家庭の問題が増加し、もはやレアーケースではなくなっている。八千代市では総合窓口として子ども相談センターを置き、不登校児には適応支援センターと各学校が連携して対応し、また子供企画事業で子育て政策の正面にこの問題を位置づけるなどの取組みを行っている。家庭や学校の内側に閉じ込められがちだったこれらの問題に、家庭・学校・行政がそれぞれの役割を確認しあいながら連携して対応するもので、今後の取組みの充実を期待したい。

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  1115

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  2014

  放課後子ども教室推進事業・すてっぷ２１事業

  千葉県八千代市

  ～1か所で7,600万円かかる事業がモデル事業に相応しいのか～

  　全小学校での実施が望ましい放課後子ども教室を、八千代市では3校で実施している。これとは別に、土日開催型のすてっぷ２１事業を市内1か所で実施しているが、その目玉であるフリーパレット事業の参加者は年間259人に過ぎず、事業費は76百万円（主に人件費）に上る。他市に例を見ない取組みへの挑戦と思われるが、肝心な子ども教室事業が道半ばなまま新規事業に多額の財源と労力を割くことで、放課後子ども対策事業全体の取組みにブレーキがかかっていないだろうか。子育て世代と育ち盛りの子供たちのニーズに対応した取組みを着実に進めたい。

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  1114

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  2014

  学童保育事業

  千葉県八千代市

  ～待機児童ゼロ達成後の課題は何か～

  　保育所同様、学童保育所も待機児童問題を抱えている。多くの自治体の悩みは、単に学童を預かるだけでなく、放課後を安全かつ有意義に過ごすための管理・指導体制の質の問題である。八千代市では、民間委託により待機児童問題はほぼクリアーしているというが、「保育の質」の面で、どのような条件のもとに委託しているのであろうか。指導員のなり手の条件や保育指導指針は、どのように設定されているのであろうか。待機児童ゼロ達成後の取り組み課題として、この点を検証したい。

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  2014

  障害者自立支援事業・障害者福祉センター運営管理事業

  千葉県八千代市

  ～欠かせない「ノーマライゼーション」の視点～

  　高齢化とともに障害者は年々増えている。また国の施策もきめ細かくなり、自治体の財政的、人的負担は急増している。障害者支援の方向性として、障害者への諸給付よりも自立・社会参加（ノーマライゼーション）にシフトしていることを踏まえ、その受け皿の整備を進めたい。障害者福祉センターについても、この視点から、施設のあり方の検証が必要であろう。

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